2030年4月2日火曜日

ありがとうございました

今までキトウバーブログを読んでくださった方、
本当にありがとうございました。

つたない文章で、
お酒に関することから、そうでないことも
いろいろ書き綴ってきました。

が、この春、不定期イベント「キトウバー」は
固定の店舗での営業ができるようになりましたので

このブログも卒業します。

これからは新たに、
「やさいとお酒のお店 key to(キートゥー)」の
ホームページで、
お酒の情報や、日常感じたことを
書き綴っていきますので

これからも引き続き、御覧ください。

本当にありがとうございました。
そして、どうかこれからもよろしくお願いします。


2030年2月8日金曜日

キトウバーとは




それは、あいちトリエンナーレ2013の中の「STUDIO TUBE」という作品の制作現場。

制作を手伝う市民ボランティアのまかないの時に、同じく市民ボランティアとして参加していた私、「鬼頭(キトウ)」が自分の好きなお酒を持ち込んで、皆さんにオススメしたのが始まり。


そして、あいちトリエンナーレ2013が終了したあとも、いろんなところでお酒をふるまわせていただき、現在に至ります。






私は度数高めの蒸留酒をストレートで飲んでお酒本来の味を楽しんでもらうのをモットーとしています。

キトウバーは、移動式でお酒を持ち込める場所なら紙コップとお酒片手にどこでも開きます。
あるときは路上のベンチ、あるときはお祭り会場、イベントの余興、などなど。。。
なので、そこに集まる人は、さまざまです。

皆さんがほろ酔いになって楽しんでくれることが私の喜びで趣味のような感覚でやってます。

2018年4月2日月曜日

そして、サクラサク

しばらくブログ更新をお休みしていました。
なぜかというと、
「キトウバー」が次のステップに進み始めたからです。

「卒業」といえば聞こえがいいかもしれない。




でも、それとは少し違う気がする。

人の環境は、いつでも変化する。
この世に変わらないものなどない。



でも、ずっと前から決めていたことがある。

それは、「僕は僕として生きていく」ことだ。
決して、過去の自分を別の人間のように語らないこと。

不登校真っ最中の頃、
「あの頃の自分は・・・・」と語る元不登校者に
嫌悪感を抱いたことがある。

今の僕はもう、不登校でも引きこもりでもないのかもしれない。

なので、時々
「不登校当事者の人たちにメッセージありませんか?」
と、インタビューされることがあるが、
当事者の人たちに何を言っても届かないのは
自分が一番知っている。


でも、それでも、今、悩み苦しんでいる人がいれば
これだけは伝えたい。



ずっとじゃない



必ず環境は変化する。


大事なのは、そのとき
自分の意志で真実は何なのかを考え、自分の意見を持つこと。

誰かから借りてきたような言葉で語らず
下手でいいから、あなたの言葉でその意見を伝えてほしい。



「世間知らずが!」と、バカにされるかもしれない。
でも、負けないでほしい。

自分の意見がない人ほど、
世間一般のなんだか格好いいと言われているものを崇拝し、
それにそぐわない意見を否定する。

道徳心を振りかざしながら
「あなたのことを思って言っているんだよ」
と優しい言葉をかけ、そして
ジワジワと人格を否定し、追い詰める。

そういう人を信じないでほしい。

信頼してもいいと思える人を、
もう闇雲でもいいから、とにかく探してほしい。
その出会いこそが、人生で最大の宝ものになる。


でも、世の中は矛盾だらけ。
その矛盾に背を向けることは絶対にできない。

そう。

やりきれない気持ちになったら
ここに来て、美味しいお酒を呑みませんか?

「キトウバー」は

やさいとお酒のお店 key to(キートゥー)」となり
あなたの来店を待っていますよ。

オープンは2018年5月12日頃を予定しています。





2017年12月22日金曜日

ケムリの中の真理 〜愛知県刈谷 LA BUENA〜


その店を見つけたのは、愛知県刈谷市の刈谷駅近く。
キューバがコンセプトのCuban BAR LA BUENA

最初にメニューから飛び込んできたのは、「葉巻!」
葉巻は最高のおつまみになると聞いていて
僕は普段タバコは一切吸いませんが葉巻は前から憧れてました。


吐いた煙を顔のまわりに燻らせて、
それを香るのが、葉巻の楽しみ方らしい。

なかなか甘~い香り!
フレーバーはついていないので葉巻本来の香り。
思ってた以上にうまいです。

最初のうちは甘く、後半になるにつれて辛くなっていくので、
お酒もそれに合わせて飲み物を変えていくのだとか。


葉巻に合わせておすすめしてもらったのは
キューバリブレ
スペインからキューバ独立戦争の際に生まれたカクテルで、
独立を支援したアメリカの象徴のコーラとキューバ産のラムを混ぜたもの。

ただ、その後、今度はそのアメリカの軍政下におかれてしまうことになりますが・・・。

コーラの味が全面にくるイメージでしたが、ラムとライムが混ざって新しい味になってます。
甘すぎなく葉巻に合います。


葉巻の後半はキューバ産のラムで。
ロン・ムラータ15年
キューバと外国の混血女性のことを「ムラータ」と呼ぶみたいです。
意外とさっぱり系で合いますね~。


壁にはキューバの人や建物、風景などの写真が飾ってあります。
とくに革命家チェ・ゲバラの写真が大きく掲げてありました。

ゲバラの名言にこんな言葉があります。

人間はダイヤモンドだ。ダイヤモンドを磨くことができるのはダイヤモンドしかない。人間を磨くにも人間とコミュニケーションをとるしかないんだよ。


うーん、良い言葉ですが
でも、ダイヤモンドをダイヤモンドで磨くってどうやって?




実際はダイヤモンドを粉末にしたものを研磨剤に使うらしいです。

つまりは、研磨するダイヤモンドっていうのは
自分はダイヤモンドとして十分価値があるにも関わらず
ダイヤモンドとして輝くことを選ばず、

粉々になり、
相手を思いやりながら、
その人が輝くのを本心から願いながら
磨く立場に徹するのです。

硬いもの同士がぶつかりあうだけでは
欠けてしまったり、傷がついてしまいますが

粉末状になり研磨の役割をしてくれる人が
いるからこそ、人は輝けるんですね。

じゃ、研磨の役割をする人は損?
そうじゃないですよね。

人にはそれぞれ役割があって、
その役割を全うすることができたときに
生まれてきたことに本当に感謝できるんじゃないでしょうか。





ゲバラは、キューバ革命を果たしたあと、
地位や名誉などには一切興味を示さず、

他にも自分を必要としている国がある、といって
キューバ革命をともに成し遂げたカストロのもとを去ります。

その後、ボリビアで銃殺刑に処されてしまいますが

それでもゲバラの一生は、
きっと自分の役割を見つけてそれを全うできた、
満足のいく人生だったんじゃないでしょうか。

葉巻をくわえた超一流のイケメンなゲバラの写真からは
満足そうなその言葉が聞こえてきそうな気がします。




ここLA BUENAは、バーテンダーさんが
葉巻とお酒のマリアージュを教えてくれたり
ほどよい距離感を保ってくれて

葉巻のけむりとともに、お酒と時間をゆっくり楽しむことができて
オススメです。

食べログサイト


2017年12月12日火曜日

酒々雑多に魅せられて 〜テキーラフェスタ〜


名古屋で2回目の開催となるアジア最大級のテキーラの祭典
テキーラフェスタに行ってきました。

今年2017年は、
名古屋市とメキシコ市の姉妹提携40周年
ということもあってか、
イベント内容も盛りだくさんでした。



ライブやDJパフォーマンスがあったり、
2017年テキーラPR大使を務めるLUNASEAのギタリスト
INORANさんのトークショーがあったり



もちろんテキーラの飲み比べもあり!!
普段、一般の酒屋さんで見ることのない
珍しいテキーラがずらり。 

これぞまさしく、圧巻です。


       

写真の一番左の「1」と書かれたボトル。
123スピリッツ オーガニック ブランコ (ウノ)」。
テキーラ飲み比べの中ではこれが一番美味しかった。

酵母も天然のものを使っているオーガニックテキーラ
ワイン愛好家にも勧められるテキーラを念頭に置いて作られているそうです。

一見、健康志向とはかけ離れたイメージをもつテキーラで
自然派」「バイオダイナミック」などというワードが
出てくるのが面白い。




そして、
お客さん投票型のプロのバーテンダーさんが作る
カクテルコンテスト


このカクテルは、タマゴを使わずタマゴを表現したカクテル。
かなり凝っていますね。

テキーラはカクテルで世界に広まったこともあって、
特にカクテルとの結びつきが強いお酒です。





今回、このイベントに参加して驚いたのは客層。

ギラギラなクラバーな若い男女から
お酒好きそうなオジサンや、
僕のようなお酒マニアなオタクまで。

「カオス」とか「ダイバーシティー(多様性)」
と表現するのが適当でしょうか。


ただ、人は「画一性」に安心感を持ち
異質な者を排除しようとするのが本能です。

でも、現代社会では「画一性」にこだわりつづければ
決して「発展」はありえない。

頭でわかっていても、これがなかなか難しい。

誰だって、異質な存在として扱われたことや、
異質な存在を敬遠したことはあるんじゃないかな。




いやいや、でも、テキーラフェスタは、
そんな概念を見事に取っ払って
多様性を実現しているじゃないか。


テキーラってお酒は、もしかしたら、
ものすごい可能性を持ったお酒かもしれない。

今後が楽しみです。


テキーラフェスタ2017 in 名古屋

2017年12月3日日曜日

キラリ、新世界〜岐阜「コルクのきまぐれ」〜


今回はニュージーランドワインの世界を知りたくて
岐阜のコルクのきまぐれへ行ってきました。




一杯目は
ハッピーアワーでオトクな価格で飲める「ソーヴィニヨンブラン品種」のスパークリングをチョイス。

このソーヴィニヨンブランこそが
ニュージーランドワインを世界に知らしめたといわれる代表品種なのだとか。

ふむふむ、糖度も酸味も高くて濃厚だけど素直な感じ。





次は「テイスティンググラス4杯」
中身もおまかせでお願いしました。

白ワインは、ぶどう品種ピノグリシャルドネの2杯。

このシャルドネ・・・?! 樽のニュアンスがたっぷりついていて、
最初から最後までウイスキーみたい。
「シャルドネは特徴が少ないので、樽でお化粧しているんですよ」と
粋な表現で話す女性ソムリエさん。


忙しそうにテキパキ動いていたけど、
ワインを出すときや説明のときには一度ひといきついて、
ゆっくり話してくれるのが嬉しいですね。


白ワインに合うおつまみを、と注文すると
柿に生ハム、チーズ、バジルの葉を乗せたものが。

「うん、合う!」
家庭でも作れそうな感じがいいですね。


赤ワインは、ぶどう品種
メルロー、カベルネソーヴィニヨン、マルベック
をブレンドしたものと、ピノノワールの2杯。

ニュージーランドワインは、白も赤も総じて素直でまっすぐ。

歴史も浅いので、例えるなら「大学生」といった感じ。
キラキラしてて、どんな味に成長していくのか
今後が楽しみです。


赤ワインに合うおつまみを聞いたところ
「同じ赤の色素のタコはどうですか」と
タコと唐辛子とにんにくを使ったアーリオーレという料理を
すすめられました。

海鮮ものと赤ワインを合わせると
生臭さが強調されちゃうというのが定説のはずだけど・・・?
「いや、美味しい!」

柿のおつまみもそうでしたが、ここは料理が美味しい。



フランスワインにはフランス料理、
イタリアワインにはイタリア料理、

ついついそう決めてしまいがちですが

美味しいお酒、美味しい料理に
国境や壁なんてないんですよね。

まだ歴史の浅いニュージーランドワインだからこそ
どんな料理に合うのかは、まだ未知数でその可能性は無限です。

人の成長でも、思い込みや決めつけは
可能性をつぶしているようなものです。



「こうでなくちゃいけない、だって世間の常識だから。」
いやいや、世間の常識なんてものは、
いくらでも変えられるのです。

「学校へ行くのは当然」
「大人は働かなくちゃいけない」

常識って言ってしまえば、それまでですが、
いつでもそこに「なぜ?」
て考えられる柔軟さは持っていたいですね。

ニュージーランドワインのように
いつまでも、素直でまっすぐに。


コルクのきまぐれ公式サイト

2017年11月27日月曜日

 ワイングラスから見えるイタリア 〜名古屋栄「ロジョック」〜


名古屋栄、ビルの谷間の路地奥に
イタリアワインサロンのrojoc(ロジョック)はあります。

レンガ造りの大人な隠れ家の雰囲気のお店。

イタリアワインとのマリアージュを
楽しんでみたいとお願いすると、
「前菜盛り合わせ」で合うものを探してみてはと、提案されました。





手書きメニューから選べます。
いろいろあって迷いそうだったので、
「おまかせ」にしました。

イタリアワイン自体もよく知らないので
「ソムリエにおまかせ 3glass飲み比べセット」で。

1杯目はさらりとした白ワイン。




2杯目の赤ワイン。
日本酒のように繊細でやさしい芳醇旨口。
タンニンもほどほどでキレが良くて、面白い。

イタリアの赤ワインはタンニンたっぷり派手なイメージだったので
ちょっとびっくり。

「こういう味が本来のイタリアワインなのですよ」と
選んでくれたソムリエさんの談。
そういえば1杯目の白ワインも繊細でやさしい味でした。





3杯目はキャンティ・クラッシコ。
これは最初に僕が「名前だけ聞いたことあってちょっと気になってる」と、ソムリエさんと話していたものでした。

サプライズ的にさりげなく
「さっき話してましたよね?」と言わんばかりに
最後に出してくれるのはニクイですね。



イタリアといえば、何を思い浮かべますか?

僕は、イタリアというと、
「フェラーリ」や「グッチ」「プラダ」「フェラガモ」などの
世界の最先端でギラギラ輝く高級ブランドの印象を持っていましたが


でもワインからは、全く違って
素直で素朴で
久しぶりに帰ってくる人を優しくおおらかに迎えるような
そんな農村風景が浮かんできました。





調べてみると、実際、イタリアは農業が盛んで
特にぶどうは、北部であっても南部であっても全土どこでも
栽培ができるらしいです。

ワイン造りの歴史はフランスよりも古く、
さらに小さな畑が次々と新しいワインを作り出すことが多いので
独創的で味のバリエーションは世界屈指なのだとか。



きっと、イタリア人にとってイタリアワインとは
日本の日本酒や焼酎と同じように
庶民の生活や食事に根付いたものなのですね。

イタリアの人は、よく食べよく飲み、
そしておしゃべりも大好きなんだそうです。


黙ってじっくりと味わうというよりは
美味しい食事と、おしゃべりを楽しみながら
飲むのがイタリアンスタイルなのかも。



店内は、おしゃれだけど
洋風の田舎のゆるさもあり居心地のいいやさしい雰囲気。

ソムリエさんのやさしく柔らかい物腰そのままのようでした。
合間合間に話しかけると、ワインのことも丁寧に教えてくれます。


たまには、ここでゆっくりおしゃべりを楽しみながら
イタリアワインを楽しんでみては?

もしかしたら、ワイングラスの向こうに、
イタリアの農村風景が見えるかも。





rojoc公式サイト