2017年4月1日土曜日

ぶどう品種「シラー」のワイン会に参加しました


仲間うちで、シラー品種のワイン美味しいよね、とよく話題に上がっていたので、どんなものかと、ワイン会に参加しました。

「山梨アルプスワイン」の前島良さんがゲストということもあり、アルプスワインと日本ワインが中心でした。
前島さんは、日本ではあまり育てないぶどう品種を育てたり、日本ワイン界のパイオニア的存在で「ベリーAの達人」とも呼ばれているそうです。


コース料理とともに頂きました。
あっさり優しい味わいで、日本ワインによく合いました。


いろいろメモがあってすみません。

アルプスワイン、前島さんの紹介や、シラーの簡単な説明、本日飲むワイン一覧の紹介が載っている冊子もペン付きで頂きました。
準備が素晴らしい!
かなり参考になりました。

あじろんスパークルを注ぐ

まずは一杯目。
アルプスワイン「あじろんスパークル」。赤のスパークリングワイン。
山梨で古くから栽培されている「アジロンダック種」。
炭酸は注入式。

赤ワインが苦手な人にも飲めるように作ったそうで
前島さんは、まさに「ファンタ」と仰っていて、
さらに小倉トーストなどが合うのではないかとも話していました。
それを聞いてから、もう「ファンタ」としか思えなくなりました(笑)

甘さは、グルジアワインにも似ていて
加糖はないのに、アロマが炙った水あめのような香りがしました。


次にアルプスワインのシャルドネ。
樽感がゆっくり付き、飲んだ際に口内に香りが残らないようにするため、樽熟成の樽を通常よりも3倍ほどの大きさのものを使うそうです。

確かに、かなりさっぱり。

しかし、アロマが少し特徴的で、
海鮮系のような、ドレッシングのような…変わった香りがしました。
前に参加したワイン会で飲んだ都農ワインの樽熟の白ワインも、
かわった香りがして面白かったので、
日本ワインの樽熟成はそういう特徴があるんでしょうか。


アルプスワインのメルロー。
味は、シンプルなメルローで、さっぱり飲める感じ。
前島さんによると、それはしっかり狙って作ったそうです。
アルプスワインは飲み疲れしないものを目指している、強さを求めないと仰っていました。

個人的には、ビオワインのように、濃く複雑で尖ったものが好みで、そういうワインこそ良いワインと思っていましたが、こういうスムースなのも、最近は人気です。
とくに日本ワインはそういう傾向があるように思います。
飲みやすいためか、女性ファンも多いです。
最近の、飲みやすい日本酒と共に好まれていますね。


いよいよシラー来ました。
最初に違うぶどう種を飲めたので、比較ができていいですね。

アルプスワインのシラー2014。
へんな特徴がなく、安定感のあるシラー。
シラーを知りたいときは、いいかもしれないですね。

前島さんによると、作り始めた当時、国内に目指すシラーがなく、手探りで作ったそうです。


次は本場フランスのシラーが来ました。
ギガル社のワイン。
有名らしいですが、勉強不足で、今回初めて知りました。
今まで飲んだものと比べると渋く、酸味が少なくスパイシー。
これもまた本流のシラーかもしれません。変化球はなし。


こちらのシラーも、ギガルを少し弱めた感じ。


日本ワインに戻りました。
スズラン酒造工業 シラー2015。
これはびっくりです。
かなり酸味強め、すっぱいです。
どんな料理に合うか考えるのも楽しいですね。

最後に、広島三次ワイナリーTOMOEシラー2013。
酸味がほどよくあり、ちょうどよい厚みがありました。


どストレートなシラーが多かったので、
なんとな~くわかってきた感じはしますが、まだまだですね。
これからもたくさん飲んでいきます(笑)

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